現在2024/1/1発生の能登半島地震へロボットチームを派遣準備中です
瓦礫撤去、避難されている方の支援の為5月から配備予定

会長インタビュー

会長インタビュー

インタビュアー

伊藤里香(以下、伊藤): 二宮宣文会長、本日はお時間をいただきありがとうございます。まずは、JAPAN RESCUE ROBOT FORCE(JRRF)設立の背景と、会長としてのご就任に至った経緯についてお聞かせください。

二宮宣文

二宮宣文(以下、二宮): ありがとうございます、伊藤さん。私たちの国は年々、災害の規模が大きくなり、その影響も深刻化しています。特に、医療現場での経験からも、災害発生時の初動対応の重要性と、現場でのリスク管理の難しさを痛感してきました。そこで、先進技術を駆使した災害対応の強化が急務であると感じ、JRRFを設立するに至りました。

会長としての就任は、私自身が災害医療の分野で積んできた経験を生かし、より多くの命を救うための新たな挑戦として受け止めています。JRRFは、技術と人間の力を結集し、災害対応の新たなスタンダードを築いていくことを目指しています。

災害医療との連携

インタビュアー

伊藤: JRRFの活動は、災害医療とも密接に関わっていると伺っています。この連携について、具体的にどのような取り組みが行われているのでしょうか?

二宮宣文

二宮: 災害時における医療支援は、時間との戦いです。私たちは、災害現場で迅速に行動できるロボット技術を活用することで、医療チームがより安全かつ効果的に活動できる環境を整えることに注力しています。例えば、ロボットによる瓦礫の撤去や、被災者の検索・救出活動により、医療チームが迅速に現場にアクセスし、救急処置を施す時間を確保することができます。

また、災害医療の専門家と協力し、救助ロボットが医療機器を運ぶなど、現場での医療活動を直接支援する試みも進めています。このような技術と医療の連携により、災害時の医療提供の質と速度を高めることが私たちの目標です。

今後の災害医療の展望

インタビュアー

伊藤: 今後、災害医療においてJRRFが果たす役割と、その展望について教えてください。

二宮宣文

二宮: 災害医療における私たちの最終的な目標は、どんな状況下でも確実に医療支援が行える体制を整えることです。具体的には、AIやロボティクスの更なる進化を利用し、災害現場での医療判断を支援したり、遠隔地からでも医療支援ができるシステムの開発を進めていきたいと考えています。

さらに、これらの技術を通じて、災害医療の知識と経験を共有し、世界中で災害に強い医療体制を築いていくことも重要です。JRRFは、国内外のパートナーと協力しながら、災害医療の新たな未来を切り開いていくつもりです。

インタビュアー

伊藤:二宮会長、貴重なお話をありがとうございました。JRRFの活動が、これからも多くの命を救い、災害に立ち向かう力となることを心から願っています。

二宮宣文

二宮: ありがとうございました。私たちの活動にご理解とご支援をいただき、一緒にこの挑戦を進めていければ幸いです。


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