援竜T-54災害レスキューに特化した国際ロボット

災害レスキューロボット「援竜T-54」の紹介

最先端の災害救助ロボット

援竜T-54は、災害現場で活躍する最新の救助ロボットです。このロボットの最大の特徴は、狭い場所や危険な状況下でも活動できるように設計されていることです。例えば、倒壊した建物の中や、有毒ガスが充満している場所でも、援竜T-54は人間の代わりに入っていき、救助活動を行うことができます。また、小型で機動性が高いため、がれきの隙間をすり抜けたり、不安定な足場の上を移動したりすることも可能です。援竜T-54は、最先端のセンサーやカメラを搭載しており、暗闇の中でも victims を見つけ出し、安全な場所まで誘導することができます。このように、援竜T-54は、これまで人間が立ち入ることが難しかった災害現場において、大きな力を発揮してくれる頼もしい存在なのです。

多機能で柔軟な救助活動が可能

援竜T-54は、2本のアームを使って倒壊した建物の下から被災者を支え、瓦礫を除去し、救助者の避難をサポートします。アームの先端や中間部分には、本体と合わせて計7台のカメラが搭載されており、片方のアームを作業に利用しながら、もう一方のアームのカメラで作業状況を確認するなど、柔軟な操作が可能です。この優れたカメラと遠隔操作機能により、現場の状況を詳細に把握しながら、安全かつ多様な救助活動を行うことができる高性能な災害救助用ロボットです。

援竜T-54の操縦装置について

7台のカメラと無線で実現する遠隔操作

援竜T-54は、有線リモコンだけでなく、無線LANを使った遠隔操作もできる災害救助ロボットです。このロボットには、移動式の無線LAN用アンテナと、メインとサブの遠隔操作装置が付属しています。これにより、危険な場所や人が近づけない場所でも、離れた安全な場所からロボットを操作し、作業の指示や確認を行うことができます。また、アンテナとオペレーター装置は、様々な場所に運搬して設置することが可能です。これにより、災害現場の状況に合わせて、柔軟にロボットを運用することができるのです。
このように、援竜T-54は、有線と無線の両方の操作方法を備えた、高い機動性を持つ災害救助ロボットなのです。

会津大学、アイザックとの共同研究によるRTM化

援竜T-54は、重機ロボットの一種ですが、従来は大型の専用操縦装置が必要でした。しかし、このロボットをRT-Middleware(ロボット用のソフトウェア基盤)に対応させることで、より簡単な操作方法が実現しました。
具体的には、ゲームコントローラを使ってロボットを操作できるようになりました。これにより、特別な訓練を受けていない人でも、ディーゼルエンジンで動くこの大型ロボットを扱えるようになったのです。さらに、GPS(全地球測位システム)を読み取るソフトウェアと、ロボットアームの状態を表示するユーザーインターフェースを開発しました。これにより、遠隔地にいながらにして、ロボットの現在位置とアームの状態を確認できるようになりました。

加えて、他社が開発した俯瞰画像(上空から見下ろした画像)を共有することで、ロボット単体では得られない周囲の環境情報も取得できるようになりました。これにより、遠隔地から安全にロボットを操作することが可能となったのです。このように、援竜T-54は、最新のテクノロジーを導入することで、より使いやすく、より安全に操作できるようになりました。これにより、災害現場などの危険な環境下での作業にも、幅広く活用できるようになったのです。

援竜T-54の仕様

項目仕様
製品コードT-54
コードネーム援竜
製品種別ワークロイド
開発株式会社テムザック、株式会社アイザック、技術連携:会津大学
サイズ全高 1.7m、全幅 1.4m、全長 5.4m
重量3.5トン以下
燃料軽油
機能6軸油圧アーム、7台のカメラ、ゴムクローラー
操作無線による遠隔操作
通信方式ローカルWiFiによる操作、有線LANでの接続操作
積載注意事項4トントレーラーによる移動
開発目的災害現場での救助活動の効率化と安全性の向上
利用環境多様な地形での災害救助活動

この仕様表は、T-54 援竜が災害救助活動においてどのように役立つか、その機能や運用に関する重要な情報を提供します。 ​

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